意気揚々と医学部再受験したら大失敗した話

旧帝だし、現役のとき私立の医学部補欠合格してたし余裕っしょ!って感じで医学部再受験を始めたら沼にはまってしまった話。「反面教師」として、失敗談をもとに医学部再受験をする人にとって何か少しでも参考になればうれしいな

医学部再受験は沼だ!!ずるずると続けてしまった医学部再受験

 

医学部再受験は沼だと思う。

目標に近くなればなるほど抜けられなくなってく。

私は実に5年間医学部再受験に没頭した。若い時期の貴重な時間、私と同い年くらいの女の子がキラキラしたお洋服きて、カフェでおいしいスィーツ食べて、合コンしたり仕事に燃えたり…。そんな中私は日々図書館で勉強した。

 

けれど、結果は不合格。

医学部受験をあきらめて、社会人になった。

社会で働くことを決めた。

 

医学部受験を辞め5年ほどたった今、改めて思い返すと

私は若いあの時期に、医学部再受験という目標に向かって勉強に費やした日々は無駄じゃなかったと感じ始めてきた。

勿論、最近までそんなこと全く思えなかった。

思い返すだけで気分が落ちた。

 

医学部受験を辞めて数年間は自尊心との戦いだった。

周囲に対するくだらない見栄。

高校も進学校を出て、大学も旧帝国大学でそこそこいい成績で、

それなのに医学部は受からなかった。

自分のプライドはボロボロに気が付いて、少しでも触れてしまおうものなら

パキっておれちゃうような状態。

 

大手企業へ進んでいる同卒。

医学部に進んだ友人。

すべてから自分を隠したい気分だった。

唯一の救いは支えてくれる彼氏がいたこと。

 

いざ、社会に出てみると

勉強した中で得た知識、何よりも根性や体力が私に仕事上での充実をくれた。

挫折して自分では絶対に超えられないと感じる壁があることを知って逃げてしまった経験が、次はもう逃げたくないという意思に変わった。

 

医学部受験は沼だと思う。

どんどん沈んでいく。

受かれば天国。でも、あきらめても地獄ではない。

若い時にチャレンジした経験はすごく貴重なもの。

失ったものが多いけど、心からそう思う。

 

私は落ちてしまったけど、もっとこうすればよかったということがたくさんある。

私の失敗体験を糧に、合格してくれ!